将来的な女性の暮らしを考えたリフォーム【
日本人の平均寿命から、女性は男性よりも6年の長生きで、一人暮らしをする期間があることから、夫婦別寝室のリフォームでは、その点も考えておく必要があります。
2006年に発表されたデータでは・・・
日本人の平均寿命は、女性が85.81歳、男性が79.00歳。
女性の方が、約6年は長生きするという統計上の数字が出ています。
実際には、夫と死別後6年以上という方は、意外に多いものなのです。
子供が独立し、夫婦ふたりの生活に現実味が出てくるのが50代の頃。
まだふたりとも元気ですし、健康状態が良ければ、なおのこと将来的なことまでは考えづらいもの。
花のある暮らしを夢見て
一般的に、女性の方が長生きですから、最終的には一人暮らしになることがありますよね。
中には、リフォーム後、数年でそうなってしまった方もいらっしゃいます。
生活費などは問題なくても、リフォームしてしまった家を再びリフォームするほどの余裕はなく、かなり困った経験をされた方がいらっしゃいます。
その女性は、花が好きで、一人になってしまってからは、庭のあちこちに花を植えていったそうです。
前の道路が小学生の通学路に指定されていたため、その地域では有名なお家となり、見に来られる方もいて、それが生き甲斐になって、やっと落ち着いたそうですよ。
一人暮らしも考え合わせて
その女性のお話しでは、一人暮らしになるとは思っていなかったし、それが思ってもみないほど早く現実になるなんて、考えもしなかったとのこと。
リフォームする時には、そのことも十分に考えておかないと、あとで困ることがたくさん出てくるとおっしゃっていました。
「花を見に来てくれる方がいなかったら、ずいぶん寂しい思いをしたでしょうね」
夫婦別寝室のリフォームを考え始めるのは50代が多く、実際にリフォームをするのは50〜60代前半が多いですから、その先となると、そこまでは考えられないのかも知れません。
ですが、実際のデータでも6年、これは平均ですから、それ以上という方も多いことを考えると、このあたりのことまで含めて、女性は考えないといけないですね。
平均で女性は男性よりも6年の長生きで、一人暮らしをする期間がある。