妻は本当に夫婦別寝室を望んでいるのか?

妻側からの要望が多い「夫婦別寝室」は、40代から急にその割合が増え、子供が独立した後に考える新築やリフォームを機に実現したいと考える場合がほとんどです。

夫にとって、妻がリフォームを機に夫婦別寝室を希望するなんて、思ってもみなかった申し出のようです。

「妻は本当に夫婦別寝室を望んでいるのでしょうか?」と、コーディネーターさんに問いかけるほど。

妻は、どのくらいの割合で希望すると思いますか?

定年退職時に限らず、子供が独立したのを機にリフォームされる事例が増えています。

夫婦だけの生活になったからといって、必ず夫婦別寝室にするわけではありませんが、その割合は増えています。

夫婦別寝室を考え始める時期は、40代で34%。

現実には、賃貸住宅である場合や予算の関係でリフォームできないこともあります。

女性誌が行ったアンケートによると、新築またはリフォームを機に夫婦別寝室にしたいと希望する割合は、『40代では34%、50代では41%』

コーディネーターさんによると、夫婦別寝室をテーマにした新築・リフォーム物件が雑誌などで取り上げられる機会が多くなり、「その割合は増えているのでは・・・」とのこと。

40代以上を読者層に想定した女性誌でも特集が組まれることがあり、そういった記事を目にして、現実的なこととして考え始める方が多いようです。

夫婦別寝室が話し合いが決め手

この割合をどう考えるのかということですが、妻が夫との距離を見直したいと思っているというよりは、適度な距離感で付き合っていきたいという表れのようです。

定年退職後は、家の中で一緒に過ごす時間が増えるので、寝る時くらいは一人になりたいといった感じ。

これでも、疎外感を持つ夫がいるので、リフォーム前の話し合い、もっと言えば、夫婦別寝室にしたいという思いの伝え方が重要になってきます。

夫婦別寝室が一番の目的になるリフォームでは、話の切り出し方が大切。